肩関節の痛みで寝づらいかたへ

最近、四十肩、五十肩で夜眠れないという方が何人かいらしたので、少しでも楽な寝方をご紹介したいと思います。
四十肩、五十肩では主に夜間痛や、帯を結う、髪を結うなど腕を捻じる時に痛みが出る事が多いです。

四十肩五十肩の原因

※肩、背中の筋肉の付き方や使い方がアンバランスである

※長時間腕を高く上げるなど普段しない方の使い方をした

※肩甲骨と腕の骨の位置の微妙なずれがある

などが多いと思われますが、基本的には原因がはっきりせず、40歳以上で、肩の動きに制限があるものを40肩、50肩といいます。

四十肩、五十肩と肩こりの違いって?

まず、四十肩と五十肩は同じもので、正式には肩関節周囲炎といいます。

関節に原因があっておこる炎症を指し、初期はじっとしていても痛みがある場合が多く、時間がたつに連れて、肩の特定の動きで特定の場所に痛みを感じるようになります。

肩こりは血行不良や精神的ストレスなどにより疲労物質が溜まり、筋肉がこわばった状態です。首から肩にかけて広い範囲に重さ、だるさ、ハリを感じます。

 

写真 (6)
肩関節周囲炎初期の夜間痛を和らげる体勢。この下の方の図の寝方です。この様に、仰向けで上肢を支えるようにクッションを肘と腹部に置く様にすると、肩の関節が安定して、就寝時の夜間痛は軽減する事が
多いです。(「運動器疾患のなぜがわかる臨床解剖学」より図を抜粋)。
痛みを感じる時間を少なくした方が、体は良い状態に戻っていきやすいので、試してみる価値はあると思います。

もちろん、ご来院頂ければ電気治療、テーピング、運動療法等、アプローチの仕方は色々あるのでお悩みの方は是非ご相談下さい。

戸田 明凜整骨院